技能教習(1)

センター試験2日目。朝起きたらうっすら雪が積もってた。超寒い。受験生大変だろうなー……
そういえば教習所のドアに「降雪時は臨時休校となります」って張り紙がしてあったけど大丈夫だろうか? まぁ教習所の情報提供メルマガは来てないし自分の教習は昼ごろだし大丈夫だろう。


教習所に行く途中、自転車で盛大にすっ転んだ。道が凍っていたのかもしれない。とても痛い。教習所に着くと休校ではない様子。よかった、これで休校だったらやってられん。
最初の技能教習を受けるため、配車機なるものにカードを通す。教習開始の10分前までにこの手続きをしないと、無断キャンセル扱いになって1時間あたり¥4,305余計にかかるので早めにやっとく。今日が初技能教習とわかっているのか、受付の人に「予鈴が鳴ったらカードに書かれた番号の車に乗ってください、運転教本を忘れずに」と言われた。
教習が始まるまで15分ほどあるので運転教本を読んでみる。最初のページに『予習に使ってください』と書かれていて、全然読んでいなくて焦る。エンジンやブレーキの仕組みあたりを読んでるところで予鈴が鳴り、車のところまで行く。
1回目の教官はおじさん…というよりおじいさん? 小学校の事務員さんとか管理員さんみたいな感じ。最初は僕が助手席に乗って、教官がコースを周回する感じで運転しながら話し出す。
「教本読んだ?」
「さ、最初の方は……(焦」
「車はなんで走るかわかる?」
「えっ… (そんな抽象的な……」
どう答えればいいのか迷う質問ばかりで答えに詰まっていると、教官が説明しだす。質問というよりも説明するための前フリ的な意味合いで質問してるのかな…とか思いつつ素直に聞く。
その後コース内のあまり車がこなさそうな辺鄙な位置で止まる。
「タイヤはどの辺にあるかわかる? 指でさしてごらん」
そんなこと考えたこともなかったが、だいたい運転席や助手席の下あたりかなとおもいつつそのあたりを指す。
「じゃドア開けて確認してごらん」
見てみると前輪ははるか前方にあった。
「車のイメージを正確に掴んで、いまどういう状態で運転しているのか、このさき車をどういう状態にしたいのかをイメージしつつ運転することが大事。 視野を広くとって、進みたい方向に目線を向けてハンドルを切れば自然と曲がれる。子供だってゴーカートに乗れば20分くらいでできるようになる。『この位置に来たらハンドルを何回転させて…』なんてのは全くもってナンセンス。教官と教習生がいっしょになって運転を難しくしているようなもの」
持論を述べる教官。


ひととおり説明を聞いたところで今度は自分で運転する。教官が一手順ずつ説明するのでその通りにやる。クラッチの操作が難しい。半クラッチの状態をつくるのが難しく何度か車がガクガクした。
教習所内のコースを左回りする。運転席が右側にあるので、左のタイヤが脱輪しそうですごく怖い。意外と大丈夫なので思い切ってやる方がいいようだ。曲がるときについ視線が下がってしまうので何度も注意される。もっと遠くを見るように運転しないとダメらしい。

  • 今回のクリア項目
    • 1 車の乗り降りと運転姿勢
    • 2 自動車の機構と運転装置の取扱い